マレーシアの国旗

マレーシア
マレーシアの国旗マレーシアの場所
正式名称Malaysia
国旗縦横比1:2
現国旗制定年1963年9月16日
アジア
首都クアラルンプール
公用語マレー語・英語
流通通貨リンギット
面積33万km2(日本の約90%)
人口3162万人


マレーシア国旗の色の意味

黄色
スルタンの象徴
※スルタンとは:イスラム教国の君主のこと
青色
マレーシア人民の統一
赤白
マレーシアの州
※14本あり、これをもって13の州と首都のクアラルンプールを表す
三日月と星イスラム教を象徴するシンボル

14本ある赤白のストライプと、14角ある星は自国の14の州を表していました。

しかし1965年になると、シンガポールが独立したため13州になります。

そこで整合性を合わせるために、14の縞及び14角の星は「マレーシアの13州と首都クアラルンプール」を表すようになりました。

マレーシア国旗の由来・歴史

マラヤ連合マラヤ連合域旗19461946~1948~イギリス海峡植民地が解体されたことをきっかけに、イギリス領マレー連合州に5州が加わり、イギリス領マラヤ連合が結成されました。
マラヤ連邦マラヤ連邦の旗1950~19631948年に、イギリス直轄支配という立場がなくなり、それに伴いマラヤ連邦が結成されます。

その後1950年に旗が制定され、1957年にマラヤ連邦として独立。国旗として1963年まで扱われることとなります。

基本的には現在のマレーシア国旗と同じですが、州の数が当時11だったため、それに伴いストライプと星の角数が11となっています。

マレーシアマレーシアの国旗1963~現在【現在の国旗】

シンガポール・サバ・サラワクの3州が新たに加わり、マレーシアとなります。

それに伴い14に縞と星の角数が増えましたが、1965年にシンガポールが独立したため、首都クアラルンプールを代わりに含めるようになりました。

マレーシア国旗に似てる旗

マレーシアの国旗

マレーシア

リベリア国旗は、アメリカ国旗にデザインの影響を受けています。

とすると、マレーシア国旗も同じくアメリカ国旗から影響を受けていそうですが、実は偶然の一致というのが通説です。

どうしてマレーシアとアメリカの国旗は似ているの?

前述したとおり『偶然似てしまった』というのが通説ですが、なぜそのように言われているのか。

これはマレーシアの前身である、マラヤ連邦の旗の成り立ちを見ていくとわかります。

1949年、マラヤ連邦発足の伴い、旗のデザインが募集されます。373件の応募があり、そのうち4つが審査対象に。

案1マラヤ連邦旗デザイン案1マレーシア周辺で見られるクリスと呼ばれる短剣が赤色で中央に描かれています。

また、連邦を構成する11の州を、11の星で表しています。

使われている赤青白の3色は、もともとイギリス植民地だったことからユニオン・ジャックより取られたものです。

案2マラヤ連邦旗デザイン案2案1の星配置を変更したものです。
案3マラヤ連邦旗デザイン案3青白のストライプに、黄色の三日月と星。またその背景を赤色にしたものです。

赤青白は案1と同じくユニオン・ジャックから、黄色はスルタンを象徴する色として採用されています。また三日月と星はイスラム教を象徴するシンボルです。

11あるストライプによって、連邦を構成する11州を表しています。

案4マラヤ連邦旗デザイン案4案3の三日月と星を、クリスに変更したものです。

これらのデザインを発表し、世論調査をしたところ案3が42%の支持を、案4が27%の支持を得ました。

1950年になると、詳細は不明ですが、評議会はこのすべてのデザインを受け入れることはできないと判断し改訂版を要求します。

その結果案3の改訂版が承認され、1950年にマラヤ連邦の旗として実際に使われます。

マラヤ連邦の旗

実際に使われたマラヤ連邦の旗

ここまでの成り立ちに、アメリカ国旗を参照したという記述が出てこないため、アメリカとマレーシアの国旗は偶然の一致であると言われています。

東インド会社から来ているという説も

イギリス東インド会社の旗

18世紀頃のイギリス東インド会社の旗

マレーシアの源流をたどっていくと、イギリス海峡植民地にたどり着くのですが、このイギリス海峡植民地はイギリス東インド会社の保護領でした。

また、アメリカ国旗を設計した人も、アメリカの港で頻繁に見られた東インド会社の旗を参考にしたのではという説もあります。

ただし、イギリス東インド会社が解散したのは、マラヤ連邦の旗が成立する100年ほど前の話なため、関連性は薄いという主張もあり、真偽は不明です。

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