北マケドニア共和国 | |
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正式名称 | Republic of North Macedonia |
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国旗縦横比 | 1:2 |
現国旗制定年 | 1995年10月5日 |
州 | ヨーロッパ |
首都 | スコピエ |
公用語 | マケドニア語 |
流通通貨 | マケドニア・デナール |
面積 | 2.6万km2(九州の70%ほど) |
人口 | 208万人 |
マケドニア国旗の意味
- 赤:自由と進歩を求める闘い
- 黄色:生命と喜び
中央に描かれているのは太陽で、伸びる8本の線は光を表しています。
1992年に採用された国旗にはヴェルギナの星(16本の光を放つ星、古代マケドニア王国の紋章)が描かれていましたが、ギリシャが猛反発したため1995年に光線の数を半分に減らした現国旗が使われるようになりました。
マケドニア国旗の由来・歴史
1913年、バルカン戦争の結果ギリシャとセルビアの2つに分割されます。
分割されたマケドニアは1918年。『セルビア人・クロアチア人・スロベニア人王国』の一部となりました。
上記はその当時使われていた国旗です。
第二次世界大戦でドイツが敗れた結果、1945年。ユーゴスラビア連邦人民共和国の一共和国として『マケドニア人民共和国』が誕生しました。
上記国旗は1945~1946頃使われていたもので、以後1991年まで星が左上の位置によった国旗が使われていきます。
1991年に独立を宣言し、1992年からは上記ヴェルギナの星を描いた国旗を使うようになります。
しかしギリシャが「ヴェルギナの星」を使うことに拒否感を示しました。
その結果、1995年にヴェルギナの星は8つの光線を描いた太陽へと変えた現在の国旗が使われるようになります。
なぜギリシャはヴェルギナの星に反発したの?
マケドニアはヴェルギナの星を自国のシンボルと考えていましたが、実はギリシャもまた同じくヴェルギナの星を自国のシンボルと考えていました。
またそもそもの話、ギリシャは「現代ギリシャと古代マケドニアの連続性をヴェルギナの星が証明している」と考えていたため、現北マケドニアの存在は
- マケドニアという国名の利用
- ヴェルギナの星を国旗に利用
という2つの観点から邪魔な存在でした。
そのため抗議と経済制裁を行い、国連加盟時の国名を「マケドニア旧ユーゴスラビア共和国」とすることになったり、1995年にヴェルギナの星を国旗から消すことになったというわけです。
マケドニア国旗に似てる旗
特に似ている国旗はありません。
ただし、実は旭日旗(きょくじつき)に似てるということで一時問題視されたことがあります。
マケドニア国旗と旭日旗
旭日旗は明治時代から第2次世界大戦敗戦まで軍旗として採用されていたもので、現在は陸上自衛隊や海上自衛隊も使っており、また祝事やスポーツの応援などでも使われることがあります。
しかし韓国や中国では日本の軍国主義を象徴するものとして反発の声が上がることもある代物です。
マケドニア国旗は旭日旗と同じく中央の円から線が伸びている構図であるため、似ているとされ一部韓国ネットユーザーは「マケドニアの旭日旗使用に講義しよう」という声も上がったとか。
参考:朝日新聞なぜOK?「韓国起源説」まで… 韓国「旭日旗追放運動」は首尾一貫していない : J-CASTニュース
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