セント・アンドリュー・クロス(St.Andrew”s Cross)とも呼ばれる旗です。
セント・アンドリューとは聖アンデレとも呼び、スコットランドの守護聖人。守護聖人とはキリスト教における信仰の一つで、ゆかりのある聖人が国や職業などを守ってくれているという思想です。
つまりスコットランドを守ってくれているセント・アンドリューを象徴している国旗と言えます。
スコットランド国旗の基本データ
国旗縦横比 | 2:3 |
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使用年 | 1180~ |
スコットランドの旗、つまりはセント・アンドリュー・クロスは1180年にその原型が存在したというのが最も古い記録だと言われています。
スコットランドの旗は1606年にイングランドの国旗と組み合わさり、初代ユニオンフラッグとなっています。
これによってスコットランド国旗が消失したわけではなく、現在もイギリスを構成する地域の一つであるスコットランドにて使われています。
スコットランド国旗の意味
十字 | セント・アンドリュー・クロスと呼ばれるもの。 スコットランドの守護聖人、聖アンデレを象徴するシンボルです。 |
なお背景色として青色が使われていますが、1385年頃にスコットランド兵士が身につけていた聖アンデレ十字は、背景色が黒であったことから青色に大きな意味が込められているわけではなさそうです。
また斜め十字である理由は、聖アンデレがこのような形の十字架の上で処刑されたからだと言われています。
ちなみにセントアンドリュークロスは紋章学ではサルタイアーとも呼ばれるものです。
スコットランド国旗の余談
現存する国旗として最も古いと呼ばれるのはデンマークの国旗ですが、スコットランドの国旗として使われているセントアンドリュークロスもまた12世紀まで起源を遡る最古の国旗の一つです。
それでも一般的に最も古い国旗が示すのはデンマーク国旗ではあります。
スコットランドの国旗は現在、『グレートブリテン及びアイルランド連合王国』のデザインとして、一部取り入れられています。
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